フリーランス・自営業・個人事業主、異なる3つの呼称を使い分ける

あなたの職柄はなんですか?と問われたときに、自分はフリーランスなの?自営業なの?個人事業主なの?といったように、返事に詰まることはありませんか?

個人で仕事をしている人には、フリーランスや自営業者、または個人事業主など様々な名称が存在します。しかし、それらの明確な違いを理解できている人は多くはありません。

これらの言葉を明確に使い分けることで、自分の立場をより明確にすることが出来ます。そんなわけで、今回はフリーランスと自営業と個人事業主の違いに焦点を当てていきます。

さて、あなたの職業は、正確にはどんな名称で呼ぶのがふさわしいのでしょうか?それを今から、確かめていきましょう。



フリーランス・自営業・個人事業主の定義

フリーランス・自営業・個人事業主、異なる3つの呼称を使い分ける

まずは、フリーランスと自営業、個人事業主のそれぞれの言葉の定義をはっきりさせましょう。

フリーランス

特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの才覚や技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。略してフリーと呼ばれる。企業から請け負った業務を実際に遂行する本人をフリーランサーと呼ぶ。

日本語では自由契約(ただし、プロスポーツでの選手契約を更新しないことを指す「自由契約」が有名なため、フリーランスを指して自由契約と呼ぶことはほとんどない)。一般的な職業分類では個人事業主や自由業に該当する。

(引用元:Wikipedia フリーランス

この定義を前提とすると、フリーランスとは個人事業主もしくは個人企業法人ということになります。つまり、個人事業主の人もいれば、法人を運営しているフリーランスもいるということですね。

個人事業主

会社等の法人を設立せずに自ら事業を行っている個人のこと。自営業とも。経理・税務などについてはクラウド会計ソフト等を使うことで自動化する等ができ、今日ではかつてと比べて起業しやすい環境ができているといえる。

(引用元:Wikipedia 個人事業主

ここでのポイントは、”自営業とも。”という一文でしょう。つまり、個人事業主=自営業ということになります。

また、法人を設立せずに事業を行っている個人のことを個人事業主ということから、法人化せずに事業を行っている人のことを個人事業主と呼ぶことが分かります。

自営業

個人事業主と同義であるため割愛。

各名称ごとの関係性

フリーランス・自営業・個人事業主、異なる3つの呼称を使い分ける

ここまでの話のポイントをまとめると、以下のようになります。

①個人事業主と自営業は同義である。

②フリーランスは個人事業主のカテゴリに属する。

③個人事業主は法人ではない事業者のことを言う。

個人事業主=自営業>フリーランスと式にしてみると少しは分かりやすくなります。

このようにみると、少しはフリーランスと個人事業主(=自営業)の違いが見えてきたのではないでしょうか?これらの条件を前提に、もう少し詳しい解説を次章で加えていきます。

フリーランスとは何か?

フリーランス・自営業・個人事業主、異なる3つの呼称を使い分ける

フリーランスとは、個人事業主の種類の1つです。ただし、フリーランスと言う言葉自体には明確な定義はないため、どんな人でも自称フリーランスを名乗っても問題ありません。

基本的には一人で活動している事業者はどんな人でもフリーランスと名乗ることが出来ます。加えてフリーランスの人は、必ず個人事業主でもあるとも言えます。

一方で、法人のフリーランスもいることから、個人事業主は必ずフリーランスというわけではありません。

つまり、個人事業主の俗称という捉え方が一番わかりやすいでしょう。よってフリーランスは明確な職柄を示すものではないことを頭に入れておきましょう。

個人事業主(自営業)とは何か?

フリーランス・自営業・個人事業主、異なる3つの呼称を使い分ける

個人事業主と自営業は同義であることから、ここではまとめて扱うこととします。個人事業主とは、法人を設立せずに活動をしている事業者全般のことを指します。

法人には、株式会社・有限会社・合同会社・合資会社といった会社であったり、学校法人・医療法人・NPO法人といった法人のことを指します。

つまり、これらに属していない事業者のことを、個人事業主または自営業者と言います。このことから、法人登録をしていない且つ企業に雇われていない事業者は全て個人事業主(=自営業)に区分されることになります。

もう1つの大事な点として、個人事業主という名称は、法人との間で税務の種類を区別するために必要な名称でもあります。つまり、税務上の区分という側面を持っているのです。

場面に応じて、名称を使い分けよう

フリーランス・自営業・個人事業主、異なる3つの呼称を使い分ける

ここまで見てきたように、フリーランスと個人事業主(=自営業)の一番の違いは、定義が明確かどうかの違いでしょう。

フリーランスが明確に定められていない俗称であるのに対して、個人事業主(=自営業)は税法上の区分として明確に定められています。

分かりやすく言うのであれば、自称フリーランスはありですが、自称個人事業主というものは存在しないということになります。

フリーランス・自営業・個人事業主、異なる3つの呼称を使い分ける

一般的にフリーランスと言う言葉には、明確な基準が無いがゆえに親しまれやすい印象を持つ人が多いです。一方で、なんだかふわふわしてて信用できないという印象を持つ人も多いでしょう。

逆に個人事業主と言う言葉には、信用が出来るというイメージと堅苦しくて何をしている人か良く分からないというイメージを持たれがちです。

これらの特徴やイメージを状況によって上手に使い分けることで、相手に合わせてより正確な自分の仕事の紹介が出来るようになることでしょう。